何よりも先に、自分の写りが気になる。
そんな自分が嫌になる。
ちゃんと楽しかったはずなのに、その一枚で全部が濁っていく。
さっきまで、今日は少しマシかもって思えていた。でも写真の中の自分を見ると、全部勘違いだったことに気づく。
可愛く生まれていたら、余裕を持って、いい1日だったなぁって写真を見返せたのかもしれない。
その日の空気とか、笑ったこととか、そういう綺麗な思い出に浸れたのかも。
現実を見ないでいられたら。
この写真がSNSに載せられないか不安になる。
もういっそ、そんなものない時代だったらよかったのに。
そしたら記憶の中の自分は可愛いままでいれたかな。
この顔と、ずっと生きていかないといけない。
またどこかで、写真に写った自分を見て、現実に引き戻されながら。